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真実。
2009-10-26 Mon 18:42
「先のない恋愛」ばかりを、してきた。
相手はいつでも、「帰る場所」があるひとばかりだった。


アタシにとって、「恋愛」とは。
長く続く感情ではなく、一時的なものだった。


アタシにとって、「恋人」とは。
1度きりか、多くても10回未満の「その場限り」という意味だった。


それが、気楽でよかった。
それが、簡単でよかった。

バレない努力さえ、怠らなければ。
楽しいだけで過ごせる時間が、手に入った。



Nに、「ちゃんとした言葉」を迫る一方で。
Nが、それを口にできないことを期待していた。

誰かと築く、「特別で決まった関係」には興味がなかった。
必要を感じることはなく、むしろ重荷に感じていた。

だからこそ、10年近く「ひとり」で居られた。
誰とも関係を持たなくても、不便を感じなかった。


結論は、最初から決まっていた。




すべてを白紙に、何もなかったことに。
なんて調子良いことは、望めない。

だから後は、いかにして「自然な別れ」へ持ち込むか。
結論は出ているのだから、あとは過程だけが問題だった。


誰かに恋をして、どうしようもなく没頭して。
自分を見失って、また「壊れ」ていく。

それだけは避けたかったし、そこだけは守りたかった。
そのためなら、どんなことでもするつもりだった。

なじられ、憎まれ蔑まれても構わない。
所詮ひとは一人、孤独になったとしても後悔はしないと。

アタシは、何度も自分に言い聞かせていた。



予定外の2泊目を決めた、その日。
Tからの電話で、予想外の声を聞いてしまった。


『変わりない??』


Hの声だった。

変わりないよ、と答えるアタシの声は。
すでにもう、Hには届いていなかったが。
今にして思えば、それで正解だった。

完全に、動揺してしまっていたからだ。



駄目だ、と思った。
そしてこの瞬間、アタシは自分の「真実」に気付かされた。


アタシが欲しいのは、Hだと。



もちろんそれは、許される筈のない感情だった。
どう考えても、ありえない話だった。

Nに引き合わせてくれたのは、間違いなくTだが。
Hとの出逢いをもたらしたのも、間違いなくTだった。
そして。
アタリマエながら、NとHは「職場の同僚」。
地域は違ってしまったとはいえ、その事実は変わらない。

服を着替えるとか、クルマを乗り換えるとか。
そういう、単純な話とは全く性質が違う。

Nとは先がないから、アタシはHが欲しい。

なんてことは、口に出せるわけがなく。
それ以前に、欠片でも悟られることは許されない話だった。



計画を、大きく変更することにした。



帰ってすぐ、Nと別れるつもりでいたが。
1カ月くらいは、このまま引っ張ってみることにした。

心の中で、Nにごめんねと詫びを入れつつ。
アタシは、完全にNを利用することを決めていた。



その間に、どうにかして。
自分の中にある、Hへの感情を「フラット」にしようと。
此処から先、重点項目はそれひとつに絞ろうと。


アタシはそう決めて、来た道を半日かけてまた戻った。

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