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急展開。
2009-10-26 Mon 19:00
此処から先、事態は大きく動く。


とんでもない、方向へ。


そして。


アタシが最も望んでいた、その先へ。





『付き合うことになりました、って報告あったぞ。
 良かったなぁ、俺は心底うれしいよ。』

と、満面の笑みでTが言った。
アタシはそれに、照れ笑い半分の表情で返し。
どうなるかわからないけどね、と予告を匂わせた。

もちろん、その言葉の真意をTが知るわけはなく。
本当に嬉しそうな、Tの顔を見ながら。
アタシは内心、本当にゴメンと謝っていた。


それから、約10日。

ようやく、3人の予定が合い。
お祝いと「おかえり」兼ねて、飲みに行こうとTに誘われ。
アタシは、親友と3人で出かけた。

まぁ、理由なんてこじつけで。
単にTは、3人で出かけたいだけだった。
目的を知るアタシは、当然の如く親友を誘い。
何も知らない親友は、OKだよと2つ返事だった。


その日は、「元親友」とアタシが呼ぶひとの誕生日で。
毎年、彼を懐かしく思い出しては落ち込む日だった。

出かける前、ダメモトでHを誘ってみたが。
いくら待っても、Hは現れなかった。

ひとりではないことで、「元親友」を思い出し凹むことはなくても。
やっぱり来ないのかと、Hを恋しく思うことだけは止められなかった。

日付が変わり、出勤時刻の数時間前。
下手に寝ると、確実に寝坊しそうな時間になってから。
ようやく、「お開き」をして帰宅したが。
当然ながら、眠れるわけはなく。
結局アタシは、ほぼ完全徹夜状態で出勤した。


多分、寝不足が原因なのだ。
そうでなければ、あんな「事態」にはならない。

今でも、そう思うことがあるが。
それがあったからこそ、「現在」があるわけだから。
それでよかったのかな、と思うことにしている。


・・・違う。



それで、良かったんだ。
そこは、素直に認めておこう。







「その日」は、Hが来ていた。

やめておけばいいのに、アタシはHのとこへ行き。
言う必要もないのに、事の顛末を報告していた。

イマイチ体調の良くなかったらしいTが、さっさと帰った後も。
なんとなく離れがたいアタシは、話を続け。
何故か、Hはそれに付き合ってくれていた。

話すうち、「これから」のことになり。
Nが実家へ帰るかもしれない、という話までしてしまった。

何故だろう。

その瞬間、アタシは何故か本当に哀しかった。
Nとの関係には、「未来」がないという事実が。
そして、何より。
こんな話をして、Hを遠ざけようとしながら。
何処かで、Hに近付こうと考えている自分が哀しかった。


どうして、こういう恋愛しかできないんだろう。
なんで、素直に好きになったひとに向かえないんだろう。
内心で、そう自分を責めて。

まだ若いし、長男だし後継ぎだし。
だから、アタシみたいな女とは将来なんてあるわけないし。
この先、実家近くで仕事するなら益々遠くなるし。
そうなったら、自然消滅とかしちゃうんだよ。

なんてことを言いながら、アタシは。
何故か、本気で泣いていた。



泣くなよ、と困ったHの声が聴こえた。
それは、初めて聴くトーンの声で。
そして、アタシの中の「封印」を解いてしまった。

アタシは、Hの腕にもたれかかり。
どうか振り払ってくれ、拒絶してくれと願いながら泣いていた。



『あぁ、もうっ・・・・・しょうがないなぁ。』



Hの声が、耳元で聞こえた次の瞬間。








アタシは、Hに抱き締められていた。



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