FC2ブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
ドラマ。
2009-10-31 Sat 10:02
違うだろ。

って、怒られそうだけど。
今でもまだ、夢の途中って気がする。


誰かの、「恋のナレソメ」を聞くたび。
いいなぁ、まるでドラマだって思った。

自分には、決して経験のできない。
幸福な結末が用意された、彼女だけのドラマ。


憧れたし、羨ましいと心底思ったけれど。
自分も、と願うキモチはそれほど強くなかった。

始まりがあれば、終わりがある。
いつか必ず終わる、それが世の常ならば。
始めなければ、その辛さナシで生きて行けると思った。

「わざわざ不幸を選ぶような」、生き方と。
周囲が口を揃えて、そう評しても。
気にせずを装い、進みたい方へと歩いた。


「終わり」があるとすれば、それは自分の手で。
それが、生きてく上での最優先事項で。

「始まり」と呼べるほど、長い関係は持たない。
それは、オンナとして生きてく上での重要事項だった。



何かしたいんだ、と言ってくれるひとには。
何もしないのが、最大のプレゼントだと笑って応えた。

たった、一度だけ。
断り切れず、受け取ったルビーの指輪は。
その先の、「終わり」を演出するための小道具に使った。



アタシは、そういうオンナを演じ続けた。

誰とも、長続きしない。
誰にも、本気にならない。
愛したのは、19歳で出逢ったオトコだけ。



それ以外、許されないと思ってた。
それ以上、赦されないと思ってた。


だから、今でも信じきれない部分がある。


永遠なんて、存在しないんだから。
ずっと、Hがアタシを愛し続けてくれるなんてアリエナイと。


だけど、信じたいと願ってる。




何処に行く、と聞かれても。
通常、ほぼ外食なんてしないアタシにはわからない。

誘った方が決めろよ、と言われて。
困ったアタシは、こう答えた。


『じゃ、「いつも」行ってるトコ連れてって。』


そう言えば、きっとあの店に行くだろうと思った。
来てくれるんじゃないかと、期待し続けても。
結局Hが来なかった、その店へ。



予想通り、期待通り。
Hのクルマは、その店へと向かい。
アタシたちは、前夜と真向かいの部屋に入った。

向き合うようにして、座ったはいいが。
じっと見られると、どうにも落ち着かない。
紛らわそうと、無茶な飲み方をした結果。
珍しく、アタシは酔ってしまった。

もっとも、元来「強い」方な上に。
ロレツが回らない話し方は、「素」でも同じなので。
パッと見ただけでは、酔っててもシラフでも変わらない。

けれど。

何故だろう、Hには「お見通し」だった。
メチャクチャやなぁ、と苦笑するHを見ていたら。
テーブルを挟んだだけの、その僅かな距離が。
とてつもなく遠い気がして、無性に切なくなった。


イキオイよく立ちあがったせいで、クラッときた。
それに気付いたHは、一瞬焦った表情を見せたが。
アタシはそれに構わず、そのイキオイのままHの隣に座った。

酔いを理由に、Hにもたれかかり。
誘ってるのがバレバレな目つきで、Hを見上げた。

ん???

そう言って、アタシを見たHの表情には。
困惑だけじゃない、何かが含まれている気がした。



このひとが、欲しい。



その瞬間、アタシが感じたのはそれだけで。
その瞬間、アタシが願ったのもそれだけで。
だけど。
次の瞬間、それが現実へ向けて進み出すなんて。

アタシには、まったく予想できなかった。




7月初旬に出逢った、アタシとHは。
9月中旬の、この日。

初めての、キスをした。




ん??? 

初めて見る、やわらかい表情のHを見た直後。


え???

アタシの「ドラマ」は、その驚きと共に始まった。


スポンサーサイト
別窓 | 馴初。 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<キス。 | 無子宮のオンナ。 | 体温。>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 無子宮のオンナ。 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。