FC2ブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
秘密。
2009-12-07 Mon 21:08
誰にも、知られてはいけない。

誰にも、見られてはいけない。




そういう恋愛ばかり、してきたし。

そういう恋愛ばかり、選んできた。



その方が、気楽だと思っていたし。

その方が、自分に合うと思ってた。





「秘密の恋」。




その言葉の響きは、好きではないし。

いつか、と思って願ってはいたけれど。




それは、自分には縁がないと思ってた。

だから、その事実を受け入れようと思った。




『タイミング、ってものがあるの。』




Hの言葉を、受け入れるしかなかった。




それ以外、なかった。




もちろん、全面的に納得はできなかった。

できなくても、それしかなかった。




失いたくない。

何をしてでも、この手は離さない。



アタシの中にあるのは、そのふたつだけで。

Hが望むなら、どんなことでもできると思ってた。



でも実際、Hはアタシに何かを求めるということはなく。

むしろ、その逆だった。




食事に行っても、ホテルでも。

アタシがお金を払う、ということに。

Hは、不満そうな表情をいつも浮かべた。



『最低、ワリカンでないと我慢できないの。』



そういっても、なかなか納得はしてくれず。

そのうち、ふたりで競いあうようになった。




それが、アタシには新鮮だった。




相手が、アタシの財布を「あてにする」ということは。

それまでのアタシにとっては、日常茶飯事であって。

その方が、アタシには楽だった。





だからこそ、焦りをおぼえた。

失いたくない、日々その想いは強くなった。

愛しさが増せば、増すほど。



「秘密」でいることに、苛立ちを覚えた。

だけど、それを口に出すことはできなかった。




Hを、失ってしまうかもしれない。




そのリスクだけは、何をしてでも避けたかった。

自分でも驚くほど、短い期間に。





アタシは、完全にHに「依存」してしまっていた。




スポンサーサイト
別窓 | 馴初。 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<不安。 | 無子宮のオンナ。 | 指輪。>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 無子宮のオンナ。 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。