FC2ブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
罪悪感。
2010-01-01 Fri 21:02
初めてHに抱かれたのは、「元親友」の誕生日だった。

でもそれは、他の誰かに言えることではなかった。



「元親友」の誕生日は、9月中旬で。

でもアタシはまだ、Nとは別れたわけではなかった。


それって、「二股」だよなぁと。

思いながらも、わかっていながらも。




アタシは、Nに何も言えなかった。

言えないまま、Hとの関係を始めてしまった。





Hのいないところで、Nへのメールに返事をし。

Hには、違う誰かからのメールだという顔をした。



罪悪感は、確かにあった。

でも、どうしてもやめられなかった。






Hのそばにいることも、

Nとメールのやりとりをすることも。





この日。




アタシはようやく、この状態を終わらせる決意をした。



その、2日前。
アタシは、Tとこんな話をしていた。


『明日さ、Hの誕生日だよね。
 だから、誘って飲みに行ってくるわ。
 この間、思い切り泣いて迷惑かけちゃったし。
 お詫びもかねて、行ってこようかと思って。』


後で誰かに見られても、Tにこう言っておけば。
どうとでも誤魔化せる、それが狙いだった。


たぶん行かないよ、と言うTに。
おとしてみせるよ、とアタシは笑い。
一線越えちゃうかもね、とまで言ってしまってた。


だから。


目を丸くし、しばらく言葉を失ったTは。
Hを見た後、アタシを凝視して。




『・・・・・ホントに、言葉通りオトしちゃったんだ。』



そう言って、深くタメ息をついてまた黙ってしまった。





何のこと???

そんな顔をして、アタシを見るHに。
後でね、と意味ありげにアタシは笑ってみせて。
その場に、TとHのふたりを残し。
アタシは、Hのクルマへ戻り。


Nに、電話をかけた。






5コールしても、出なかったので諦めて。
切ろうとしたところで、Nがようやく電話に出た。

その、疲れた声に。
一瞬、アタシは迷ったけれど。



ここで言わなければ、絶対ダメだと思い直し。
一気に、こうたたみかけた。






『ごめん、本当にごめん。
 色々たきつけておいて、色々言わせておいて。
 なんて勝手なんだって、恨んでも憎んでも仕方ないけど。

 アタシ、Nとは終わりにしたい。』




わかってました、とNはそう言って笑い。
気にしないでくださいよ、と気遣ってくれた。


ありがとう、とそれだけ言って。
アタシは、電話を切った。





泣けなかった。






誰かを傷つけてでも、手放したくない恋がある。
アタシにとって、それがHとの恋だった。




だから、泣かなかった。



スポンサーサイト
別窓 | 馴初。 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<距離。 | 無子宮のオンナ。 | 告白。>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 無子宮のオンナ。 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。