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距離。
2010-01-14 Thu 19:15
終わりにしたい、と告げて。

終わりになった、のは確かだった。

だけど。

アタシはまだ、肝心なことを言ってなかった。



Nに、Hとのことを言えたのは。

名目上、「付き合い始めた日」から1週間後のことだった。



『良かったですよ。
 Hさんなら、間違いないですからね。
 俺のことは気にしないで、幸せになってください。』

Nは、そう言ってくれた。


散々振り回して、散々煽っておいて。
それなのに、勝手に終わりを告げたアタシに。
優しい言葉なんて必要ないんだよ、と返すと。


ちゃんとつかまえておけなかった自分が悪い、と。
Nは、そう自嘲気味の声で返した。


『だから、今度は幸せになって欲しいんです。
 それは、本心から言ってます。』


最後まで、「です・ます」調で話すのは直らないねと笑うと。
それは性分なんで無理です、と笑って返してきた。



『わかった。
 アタシ、今度は諦めないから。
 最後まで離さないし、最後までついてく覚悟でいるから。
 絶対幸せになるし、絶対幸せにしてみせるから。』


アタシは、Nにそう告げた。
それは、あまりにも身勝手だとわかってはいたけれど。
どうしても、そう言わずにはいられなかった。




結婚願望なんて、このときは皆無だった。
ただ、Nと終わらせるための口実に過ぎなかった。



なのに。



最後までついてく、と告げた瞬間から。
アタシの中には、確実な結婚願望が芽生えてしまった。



ヤバイ。


電話を切った後、浮かぶのはその言葉ばかりで。
アタシは、Hの顔を直視することができなかった。





『また、線引いてる。

 なんでなの???

 言うべきひとには言ったのに、どうしてなの???

 なんでそんなに、ひとりで考えこむの???』



Hに、何度そう問われても。
アタシは、曖昧な笑顔しか返しようがなかった。




言えるわけがない。







結婚したいんだ、なんて。







そのとき、アタシはそう思っていた。

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