FC2ブログ
 
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
長距離。
2009-10-25 Sun 11:32
小さな子供と、同じだった。


さして、欲しくもないくせに。
他の子が持っているのを見ると、欲しくなる。

駄々をこねて、何としても手に入れようとして。
ワガママを言って、誰かを困らせる。

「怒る親」が不在で、「甘やかす」存在だけしかない。
だからこそアタシは、とことん自分勝手な行動をした。



9月初め。
アタシは、Nに逢いに行った。


誰もが無謀だと、アキレる中で。
Tだけは、背中を押してくれた。

Hは、視線を合わせず笑っていた。
俺には無理だと、呟いた。

それで、よかった。


長距離をモノともせず、逢いに行く。
それだけ強い想いがあると、思わせたかった。

好きだけじゃどうにもならないことがある、と。
そう言って、Nとの関係を断ち切って。
Hとの距離も、Tとの友情も終わりにしたかった。

それくらい、危険な状況だった。



不安だったのは、Nとの未来ではなく。
もちろん、その距離を運転できるかということでもなく。

本当に、Nを手放せるの??

ただ、そのひとつだった。



好きだと、まっすぐ向かってきてくれる。
不器用すぎるほど、遠まわしではあるけれど。
でも確かに、自分は誰かに想われていると。

その事実がくれる、優越感にも似た快さを。
知ってしまった今、それを手放せるのだろうかと。
唯一と言っていい不安は、そのひとつだった。


Nと別れることが、Nにサヨナラを言うことができる??
この先もう、自分を好きだと言ってくれるひとなんていないよ??

何度も、自問自答した。
きっと寂しくて仕方ない、とわかっていたから。
それでも、手放すべきだともわかってた。

Nには、「普通」を選ぶ権利がある。
アタシと居ても、幸福はつかめない。
自分のわがままで、誰かを不幸にはできない。
どれだけ勝手を重ねても、他人を巻き込んじゃいけない。

アタシは、何度もそう自分に言い聞かせて。
別れるために逢いに行くのだと、心に決めていた。




アタシはすでに、相当Hに甘えていた。

今日来てるよ、と聞くと落ち着かなかった。
何度も様子を見に行き、仕事は放置状態だった。

話し込んで、居座って。
不安を消そうとする本能が、Hに手を伸ばしてた。

決定的に、ダメだと感じたのは。
出発当日、Nからメールが届いた時だった。


驚いたアタシは、思わずHに抱きついてしまい。
Hは、それをフツーに受け止めた。

気付いた瞬間、すぐに身体を離して。
メールを確認するフリをして、視線を外した。
動揺したのは、このメールのせいだと。
何とかして、そうHに思わせようと焦った。




出発前、ひとつの「事件」があった。



連休取ったし、逢いに行くよ。
と、アタシが連絡した直後。

Nと、元カノとの間でトラブルが発生した。
どう考えてもそれは、おかしな話だったが。
Nは、自分の中で勝手に結論を導き出していた。

アタシはそれに、納得行かないと泣いて抗議したが。
何処かで、その方が都合良いと安堵してもいた。




アタシとNには、「未来」がない。

長男であるNに、子供が産めないアタシは相応しくない。
何よりアタシは、此処を離れるつもりがない。

だから、アタシとNには「今後」なんてない。


フツーの女の子と、Nがフツーに恋愛をする。
その方がよっぽど自然だし、それが理想形だと思ってた。


俺が責任取りたいんです、とNが言ったとき。
アタシは確かに、それは勝手だとNをなじった。
それは身勝手すぎる、すべての当事者のキモチを考えてないと。
自分だけで導き出した答えだから、認められないと抗議した。

・・・・・誰よりもアタシが、身勝手な答えへと進んでいたくせに。



とりあえず行く、行かないと感情がハッキリしないから。
どうするかは、顔を見て話してから考える。


Tにも、Hにも。
止めた方がいいと、本気で心配する親友にも。
そう言って、差しのべられた手を断って。



アタシは、Nに逢いに行った。


スポンサーサイト
別窓 | 馴初。 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<感情。 | 無子宮のオンナ。 | 利用。>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 無子宮のオンナ。 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。