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感情。
2009-10-26 Mon 18:21
理解できないなぁ。

視線をそらし、軽く笑い。
Hは、そう言った。


理解できなくて、いいんだよ。

アタシは、そう心で呟いて。
顔を見ないとわからないことがあるから、と答え。
半日運転するだけの価値がある答えが、其処にあるのだと笑った。


それでも。


アタシがその距離を行く、ということが納得できないらしいHは。
ふぅん、と鼻を鳴らした。


それで、良かった。


アタシは、それほどNを想っていると。
Tだけでなく、Hにも思わせたかった。


誰にも、悟られたくなかった。
どうせ叶わない想いなら、誰にも知られぬままがいい。
そのためなら、どんな演技でもできると思ってた。


結論は、すでに出ていた。
あとは、そこへたどりつくまでの過程をどうするかだった。


Nの出方で、すべてを決めることにして。
アタシは、笑顔で手を振り出発した。






連休を取るにあたり、アタシは「仕事」を理由にした。

見たいモノがある、それは必ず今後の自分に役に立つ。
都合良いことに、部長がアタシに「宿題」を課した。
俺の代わりに見てきてくれ、と直接依頼されたことを更なる理由に。

アタシは、3連休を取ることに成功した。



半日走り、ガソリンを4分の3燃やして。
アタシは、Nが住む街に着いた。

先に仕事を済ませ、Nを探したが何処にも居なくて。
さすがに不安になったアタシは、Tに電話をかけた。

このまま帰る、いやそれは危ないからダメだと。
Tと電話でプチ口論すること、約1時間。
ようやく、Nからメールが来て。

その日、Nが休日だったことをアタシは初めて知った。
そして。
この時点で、アタシの計画は大きく狂う。


結局、体力を考えてアタシはNの部屋で1泊することにした。
後から付いて、Nのクルマを追いかけながら。
更に大きく、計画が狂うような予感がしていた。


実際、相当な感じで計画は変更された。
1泊どころか、2泊してしまった。
でも、何が一番問題かと言えば。

Nと寝た、という事実だった。



それが、一番マズかった。

関係を一歩深めたことで、容易に別れることができなくなった。
俗に言う、「情がわく」状態に陥ったアタシは。
どうしてそんなことしたのかと、かなり自分を責めたが。
今更、どうにかなる問題でもなかった。

なるようにしかならない、と腹を決めた直後。
事態は、また大きく変化した。



Nは、Tに「寝た」事実を報告していた。
そしてアタシは、Tとの電話でそのことを知った。

何してんのさ、とアキレるTに。
笑って誤魔化そうとするフリをしながら、考えていた。
此処から先、どうやって別れる方向へ持って行こうかと。




Nに抱かれたことで、確かにアタシの中に「感情」は芽生えた。
でもそれは、時期が来れば消えてしまう類のもので。
何度か身体を重ねれば、そのうち昇華できる程度のものだった。

だからアタシは、何度もNを求めたし。
何も知らないNは、そのたび応えてくれた。
「1回」、が終わるたび。
別れへのカウントダウンが、自分の中で進んでいた。


Nへのキモチは、間違いなく「恋」ではあったけれど。
でも、「いつまでも」を願いたくなるものではなかった。

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